器具の愛護
ものにも優しい!
みなさんは、「器具の愛護」という言葉を知っていますか?
私は、主人から教えてもらいました。
消防署では、自分達が使用する資器材を
すごく大切に扱います。
それが、器具の愛護の精神になります。
災害はいつ発生するかわかりませんし、
いざ資器材を使用しようとした時に、
故障していて使えない、なんてことがあれば
被害が拡大してしまうかもしれません。
ですから、日頃から点検を実施して、
いつでも資器材が使えるように、
管理を徹底しているそうです。
点検をする際にも、
資器材を地面に直接置かず、
毛布などを敷いてからその上に資器材を並べるそうです。
コンクリートの上だと、
資器材を置くときに破損してしまうかもしれませんし、
砂利や砂の上だと、資器材が汚れたり、
小石や砂が資器材の中に入ってしまい、
故障する危険性があるからだそうです。
なによりも、自分の使う資器材を大切に扱えない人間は、
人を救助することなどできない、という考え方があるようです。
お人形さんにも優しい!
器具の愛護が染みついているウチの主人は、
家でも、ものを大切にしています。
車もよく洗車しますし、
Tシャツですら独身時代から着ているものを、
いまだに着ています。15年は着ています。
子ども達には、
「おもちゃの愛護」の精神がないと
注意しています。
我が家の子どもたちは、
リカちゃん人形やメルちゃん人形が好きなのですが、
この子たちを乱暴に扱うと、
「メルちゃん痛がってるよ!」とか
「リカちゃん泣いちゃったよ!」とか言って注意するのです。
人形を擬人化して
注意することがいいのかわかりませんが、
小学生の子どもたちは、
今でもお人形さんを大切にしています。
我が家では、
器具の愛護の精神が教育にも生かされているのですが、
子どもたちが、
お人形さんに感情移入しすぎてしまうのではないかという、
一抹の不安はあります。
#消防士 #消防 #救助 #火消し #マッチョ #愛 #平和